ヨーゼフ・メンゲレは、ドイツの医師、ナチス親衛隊 将校。 親衛隊大尉。
第二次世界大戦中にアウシュヴィッツで勤務し、収容所の囚人を用いて人体実験を繰り返し行った。実験の対象者やただちにガス室へ送るべき者を選別する際にはSSの制服と白手袋を着用し、クラシック音楽の指揮者さながらに作業にあたったと伝えられ、メンゲレの姿を見た人々からは恐れられた。人種淘汰、人種改良、アーリア化を唱えるナチス人種理論の信奉者であったが、その持論はまったく異なった独特の思想である。愛称のベッポ は、Josefのイタリア語読み「ジュゼッペ」 に由来する。
戦後は南米で逃亡生活を送り、ブラジルで海水浴中に心臓発作を起こして死亡した。