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この書状は、秀吉が播磨国に入国した後に出されたものである。秀吉は中国攻めの第一歩として播磨平定を円滑に行うため、如水(くわんひやうえ・官兵衛)と別所重宗(べっしょしげむね)(まこゑもん・孫右衛門)の盟約を図り、両家の縁組みを勧めた。重宗は、東播磨の要地三木(みき)城(現兵庫県三木市)に拠る別所長治の叔父に当たる。当時の播磨国の情勢は、毛利方と織田方に分かれ争乱状況であったが、秀吉は織田方の有力者である如水の息長政と別所氏の重鎮重宗の娘とを娶せ、両氏の協力を企図した。
釈文:
返々、なに事も
御両人の間からニ
申事御さ候ハゝ、なとうきも我らかたへ
御とゝけなされ候上にてすまし可申候、
以上、
御両人御あいたの事、我ら
申さため候上、これいこわ
きやうた・「い」脱]の御かくこなされ、
まこゑむすめを一人くわんひやうへ
かたへつかわされ、まつちよに
御しやわせあるへく候、さやうニ候て
御両人のき、我ら八まん・あたこ
ミはなし申ましく候、恐々謹言、

天正五 十二月十日 秀吉(花押)
‥‥‥‥‥‥(紙継目)‥‥‥‥‥‥
(捻封墨引)まこゑもん殿 ちくせん
くわんひやう殿 御両人 より

Details

  • Title: Autograph Letter by Hashiba(Toyotomi)Hideyoshi
  • Creator: Hashiba Hideyoshi
  • Date: 1577
  • Physical Dimensions: w47.3 x h28.5 cm
  • Type: Ancient document
  • External Link: http://museum.city.fukuoka.jp/

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