Loading

Ennin

UnknownNannbokucho-Muromachi Period(14th-16th century)

Fukuoka City Museum

Fukuoka City Museum

慈覚大師円仁(794~864)は、日本天台宗を開いた最澄(さいちょう)の弟子で、延暦寺第三世座主(ざす)、天台宗山門派の祖である。承和5(838)年5月、最後の遣唐使節の一員として博多から唐に波り、その時の様子や10年間に及ぶ求法巡礼の旅を記した『入唐求法巡礼行記(にっとうぐほうじゅんれいこうき)』を著している。
本図は絹地に、牀座(しょうざ)に結跏趺坐(けっかふざ)し禅定印(ぜんじょういん)を結んだ円仁と、その頭上の円相内に日吉山王社(ひえさんのうしゃ)の本地仏(ほんじぶつ)七躰が描かれている。像は耳や鼻、口に見られるように定形的であるが、細い墨線や朱線を使ってていねいに描いている。画風から南北朝から室町時代に描かれたものと思われる。11世紀の平安時代に制作された兵庫県一乗寺の天台高僧画像中の円仁像(国宝)と顔つきが異なり、室町時代作の京都二尊院(にそんいん)や兵庫太山寺(たいさんじ)所蔵の、丸顔の若い時の姿を描いた系統に属するものであろう。ただし、本図のように日吉山王社の本地仏は描かれていない。巻留(まきどめ)の墨書によって元治(げんじ)元(1864)年、比叡山西塔院(さいとういん)の亮海が慈覚大師円仁の御影として感得(かんとく)し護持(ごじ)してきたことが知られる。
巻留墨書:
「慈覺大師御影 元治元年歳次甲子八月下旬 叡山西塔院住侶
依不思議之因縁感得之 遺法弟子亮海護持」
【ID Number1989B00906】参考文献:『福岡市博物館名品図録』

Show lessRead more

Details

  • Title: Ennin
  • Creator: Unknown
  • Date: Nannbokucho-Muromachi Period(14th-16th century)
  • Physical Dimensions: w39.2 x h87.8 cm
  • Type: Painting
  • External Link: http://museum.city.fukuoka.jp/

Recommended

Home
Explore
Nearby
Profile