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 江漢の西洋風俗図は油彩画の他に水墨など在来の手法で描かれた例も多く、本図はその代表的な作品である。「異国風景人物図」と同様、ラウケン『人間の職業』を原図としているが、江漢はこれに変更を加え、画面を大きく横にのばし窓外の風景に遠近法の消失点をおき、画面右上の角にはカーテンのような幕の一部を描き込むなど、立体的な空間を感じさせるように工夫をしている。さらに本図で最も特徴的なのはその光の表現──窓から屋内にさしこむ外光が鮮やかに表わされている点である。当時では新奇だった西洋画の技法ばかりでなく、その光の表現についても江漢が強い関心を抱いていたことを本図はよく伝えている。

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