衣料が貴重だった江戸時代
南部裂織は、衣料が貴重だった江戸時代に、着古した着物や布を再生する機織りの一技法として生み出された織物で、厳しい生活を強いられた農村地方の女性たちの知恵の産物です。
古い布を再利用
麻しか取れない北東北では木綿布は貴重なものでした。こうした木綿布もいつかは着られなくなる時がきますが、それでも大切な木綿布を大切に使おうと、細く裂き、それを横糸にし、木綿糸を縦糸にして地機で織り、古布を再利用したのが「裂織」です。
裂いた布が横糸、木綿糸が縦糸
細く裂いた布を横糸に、木綿糸を縦糸にして地機で織った裂織は丈夫で暖かく、そのカラフルな色移りと、複雑な機上げが特徴です。主としてこたつ掛けや帯などに用いられてきましたが、現在ではテーブルカバーをはじめ現代感覚の手織物にも応用されています。
機織りを使います
南部裂織は、手動の機(はた)で織ります。機を一回動かす毎に2~3mmずつ延ばしていくため、こたつ掛けなら完成にひと冬を費やすそうです。
現代の南部裂織
南部裂織は、材料が一定ではないので、織っている間にも裂織の表情は変化し、本来は仕上がりを想像できません。しかし、横糸には色と材質が同じ布を使い、縦糸は一定のパターンで色を変えることで、狙い通りの柄を織り上げることができます。こうして完成したペンケース、ブックカバー、名刺入れ、ポーチです。
南部裂織のポーチ
By : 青森県
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