美の壺:お月見

NHKエデュケーショナル

鑑賞ポイント① 月を愛でる
月見とは月を眺めてその神秘的美しさを味わうこと。特に旧暦8月15日 (現在の9月中旬〜10月上旬)の月を鑑賞することを表します。
平安貴族から江戸庶民まで、日本人は月を神聖視し、鑑賞してきました。特に空気が澄みわたる中秋の月を特別のものとし、月の美しさを歌いあげてきました。
平安時代、貴族などの間では、月を愛でながら、和歌を詠んだり、楽器を奏でたりする、宴が催されていました。池の水面や杯の酒に月を映して愛でた、貴族たちの優雅な様子が、古今集にも歌われています。
「花鳥風月」と言われるように、月は日本人の美意識に根ざした存在です。 多くの芸術・文学が、月から生まれました。
鑑賞ポイント② 供物
日本人は月見をする際、供物をしてきました。信仰の対象である月に、豊かな実りを感謝し、収穫物を捧げたのです。 ススキは“お月様”を招く目印、依り代です。
白い団子は月見の代表的な供え物です。米を粉にして月に見立てて丸めたのが始まりです。
江戸時代になると、月見の風習は広く庶民の間に浸透していきました。 描かれているススキと団子は、江戸の定番。地方によって、お供え物の違いをみることができます
十五夜は別名「芋名月(いもめいげつ)」とも言われます。生命力が強いとされる「里芋」を、団子の替わりに、あるいは一緒に供えたためです。 関西では、秋に収穫した里芋の初物を月に供える風習が、今も残っています。
中秋の名月のもと雅でぜいたくな時間が流れます。
NHKエデュケーショナル「美の壺」
提供: ストーリー

協力:
© tamayura39 – Fotolia
国立国会図書館デジタルコレクション
© sasazawa – Fotolia
© promolink – Fotolia
西陣くらしの美術館 冨田屋

写真:渞忠之

音楽:Ryu (Ryu Matsuyama)

英語サイト監修:
前﨑信也 (京都女子大学 准教授)
マリサ・リンネ(京都国立博物館)

制作:NHKエデュケーショナル

©NHK2017

提供: 全展示アイテム
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