無限にあるように思えるさまざまなきもののデザイン。しかし、いくつかのパターンがあります。ここでは代表的な8パターンをご紹介します。

片身替わり
背縫いを境にして、それぞれ違った地色や文様を配置するものをいいます。能衣装にも見られる構図です。

おかめ桜とは、樹高の低い桜で京都・仁和寺のものが親しまれています。

段替わり
反物を横に大きく区分し、異なる地色や文様を付けたものをいいます。能衣装に多く見られる構図で仕立てるときには文様を互い違いに配置します。

四季折々の水辺の草花が描かれています。

肩裾模様
肩と裾に模様があり、余白を多くとった文様構成です。江戸時代初期に流行した寛文小袖に多く見られる構図です。現在でも訪問着にみられる構図です。

肩には藤の花が。

裾にはお庭の水辺が描かれています。多くの人で賑わう平安神宮のお庭を、着物で楽しんでください。

総模様
きもの全体に文様が絵羽に施されているものです。細かい紋様を配置する場合と上下にある大きな絵模様を表す場合とがあります。

このきものは「干支」の動物を全面に配置したもの。虎や牛、12すべて探してみましょう。

右裾裏には十二支の会議に遅れた「ねこ」が描かれており、染色作家のユーモアが現れています。

江戸褄模様
江戸後期から盛んになった、両方の褄を中心に柄を描いた文様構成です。褄のみに模様があるものや、後ろ裾にも模様があるものがあります。今日では、裾模様や黒留袖を指す言葉ともなっています。

後ろ側で、有名な清水寺が桜に包まれています。

島原褄模様
衿首から褄、裾にかけて模様を配置したもので、江戸褄文様に比べて柄の位置が高く、襟首や胸までわたっているのが特徴です。京都の遊郭、島原から始まったのでこの名前が付いたといわれています。

蝶のように見えますが、これは日本の家紋がアレンジされたものです。

裾模様
裾だけに文様を配置したものです。江戸時代中頃から見られる文様配置で、幅広に変化してきた帯とのバランスをとるための配置ともいえます。現在では留袖の柄付けとして一般的ですが、紋付の格調とは違った、しゃれた文様を配置する訪問着の裾模様もあります。

裾一面に雪の結晶が。モノトーンの着物もとてもおしゃれ。

額縁
訪問着に見られる文様構成で、きものの裾を縁取るように、褄から下部分にぐるりと文様を配置したものをいいます。L字形の柄構成で、他の無地部分との対比が強調されるので、肩の部分に少し文様を入れたりすることもあります。現在の訪問着の基本的なパターンです。

左上から右下にかけて、秋の草花がL字に配置されていますね。

提供: 全展示アイテム
ストーリーによっては独立した第三者が作成した場合があり、必ずしも下記のコンテンツ提供機関の見解を表すものではありません。
Google で翻訳
ホーム
トピック
現在地周辺
プロフィール