柳川藩窯

蒲池焼
江戸時代、多くの藩は窯業を保護・管理したが、特に藩窯とされたものは、将軍家への献上品や他家への贈答品などを製造することを専らとし、勝手に販売することを禁じられた。そのため、上質な品が制作の中心となり、現在も全国各地に江戸時代の藩窯の名品が伝来している。九州には優れた作品を産出した藩窯が多く、島津家の薩摩焼、松浦家の平戸焼、黒田家の高取焼、鍋島家の鍋島焼などは広く知られ、その伝統は現在まで生きつづけているが、柳川藩窯であった蒲池焼は「幻の土器」ともいわれるように、維新後本家の窯業は廃絶し、その影をひそめた。これについては、岡茂政氏が―其作品は巧緻ならぬ処に気品があり、絢爛ならぬ点に風骨が備わり、模倣を放れた創造の意匠に自然の神韻を伝えている。然し其原始的の質朴な純真の発露が時代の好尚に適せずして遂に今日の衰滅を来したものと思われる。(柳川史話225、蒲池焼 昭和5年8月16日号)―と、人々の記憶から消えようとする蒲池焼を惜しみ、その名を記している。

手焙り
江戸時代初期 17世紀
柳川 天叟寺 所蔵

手焙り (銘)
江戸時代初期 17世紀
柳川 天叟寺 所蔵

灰器
柳川 天叟寺 所蔵

水指
柳川 天叟寺 所蔵

花入
柳川 天叟寺 所蔵

水指
柳川 天叟寺 所蔵

手焙
家永彦三郎方悦
1868年 

手焙 (銘)
家永彦三郎方悦
1868年 

By: TACHIBANA MUSEUM
提供: ストーリー

協力
柳川 天叟寺

公益財団法人立花財団
立花家史料館

参考文献
植野かおり 藩窯-蒲池焼- 『柳川の美術Ⅱ』 柳川市 平成19年

展示製作
植野かおり(立花家史料館)

提供: 全展示アイテム
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