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文化8年(1811)年4月に江戸の市村座で上演された「〈「日」偏に「八」+「文」の下に「皿」〉話水滸伝(じだいせわすいこでん)」の二番目、鳶頭(とびがしら)五郎兵衛(五代目松本幸四郎:1764-1838)と女髪結お露(五代目岩井半四郎:1787-1804)の逢瀬の場面を描く。鳶頭という粋で勇み肌な役柄を表現するためか、幸四郎扮する五郎兵衛が持つ煙管は凝った意匠ではあるものの、全体にすっきりとしたデザインになっている。画中文字:「五郎兵へ 松本幸四郎」、「お露 岩井半四郎(解説:倉橋正恵)
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