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壺の表面を緑色の釉薬が流れています。これは人の手で掛けられたものではなく、燃料として用いた薪の灰が降りかかり、高温によって溶けガラス化したもので、「自然釉(しぜんゆう)」と呼ばれています。この壺を所有していた、全但(ぜんたん)バス株式会社社長の田中寛(ひろし)(1904-81)氏は、この様子を神戸市にある布引の滝に見立てて名前を付けました。
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