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蒔絵師としても非凡の才能を発揮した柴田是真(1807~1891)は、絵を鈴木南嶺や岡本豊彦に学んで四条派の画家としても知られる。 勢いよく滝を登らんとする鯉を描いた本図は、滝と鯉の表現もさることながら、表具と絵を一体化した、いわゆる「描表具」とし、軸先には水晶を用いてしゃれた一幅に仕立て上げている。
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