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18世紀末西欧にもたらされたカシミア・ショールは、インド北西部カシミール地方の山羊の短く柔らかい毛を手で紡いだ高価な品だった。赤を中心とする多彩な色彩と異国的で精緻な柄、柔らかい肌触りにたちまち女性たちはとりこになる。希少性と異国趣味、実用性も兼ねて、19世紀を通じて大きな流行となった。
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