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コート「マンダリン」

ポール・ポワレ1923年頃

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

ボーべ刺繍による細かいチェーン・ステッチで、籬に菊、雄鶏、松、水文、雲、滝といったモチーフを描き出したウール・コート。本来、「マンダリン」は中国清朝の高級官吏を意味し、ポワレはこのコートを「マンダリン」と名付けている。しかし、ポワレは1903年に発表したキモノ・コートを「孔子コート」と名付けている様に、中国と日本とを必ずしも明確には区別していなかった。モチーフは左右対称という西洋の配置となって、折衷主義者としてのポワレの特質をよくあらわしている。『フェミナ』誌1923年に本品を着用したスナップが掲載されているが、この年のファッション雑誌各誌に、中国や中国趣味に関する記事が見られる。同年夏にオペラ座で開かれた中国風ダンス・パーティーで、ポワレはマンダリンに扮した。

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  • タイトル: コート「マンダリン」
  • 作成者: ポール・ポワレ
  • ファッション ハウス: PAUL POIRET a Paris
  • Label: PAUL POIRET a Paris
  • メーカー: ポール・ポワレ
  • 作成日: 1923年頃
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Richard Haughton
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: 黒のウールツイルに多色の刺繍。ウイング・カラー。
京都服飾文化研究財団

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