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秋野の没年に発表された作品。砂の上に残された風紋は陽炎のようでもあり、かつて秋野が描いたインドの大河の流れのようでもある。アフリカで秋野は、彫の深い精悍な顔立ちをした一人のガイドをことのほか気にいっていたという。長い影を引きずるように砂漠の果てに向かう男は、そのガイドをモデルにしたものだろうか。秋野はこの時、インドの出会ったサドゥー(行者)やバウル(吟遊詩人)たちの姿を思い出しながらこの男を見ていたのかもしれない。
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