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近代日本画の先駆者で、戦前の京都画壇を代表する大家である。盛りの時期を過ぎた蓮に晩年を迎えた自身の姿を重ねているように思われる。一方で、枯れゆく蓮の中に確かに残る緑は生命力を感じさせ、瑞々しい露はそれをたたえるかのように清澄な輝きを放っている。
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