群青色と水色の波紋のぼかしと白地に赤、ピンクなどの花柄がストライプ状にウール地にプリントされている。1840年代にはウール地のぼかし染めが可能となり、多様なヴァリエーションを生み出した。
この時代、捺染に関する技術は飛躍的に進歩を遂げた。多彩な色彩は、高価な絹織物でしか表現できなかったが、プリントにより比較的安価な綿やウールにも使われるようになる。ペロチン式捺染機が1834年に完成し、小花模様のプリントが大量かつ経済的に生産可能となり、汚れや縫製技術の未熟を目立たせない、安価といった理由から、小柄なプリント地は一般大衆層の服として広がった。