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ドレス「トラペーズ」

イヴ・サン=ローラン1958年春夏

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

「トラペーズ(台形)・ライン」と名付けられたこのドレスは、まだディオールにいた若きサンローランの出世作である。1950年代のドレスには見られない、ウエストの開放、簡潔なシルエットが際立ち、次のAラインへの過程へ踏み出すものといえよう。緻密に計算したダーツやアイロンといったオートクチュールの高度な技術によって、明快なフォルムが表現されている。
ディオールの急逝後にメゾンを継いだ若きサンローランの最初のコレクションで発表された。華やかな色や柄、素材など装飾の要素を削ぎ落としたミニマリズムは、60年代の簡潔なミニ・ドレスを予告するものとして興味深い。

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  • タイトル: ドレス「トラペーズ」
  • 作成者: イヴ・サンローラン
  • ファッション ハウス: 無し
  • Label: 無し
  • メーカー: クリスチャン・ディオール
  • 作成日: 1958年春夏
  • シーズン: Spring / Summer 1958
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵、ティナ・チャウ財団寄贈
  • 媒体/技法: グレイのウール・リング・ツイードのワンピース・ドレス。衿元にボウ飾り。
京都服飾文化研究財団

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