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応挙の画風を学び四条派を創始した呉春(1752~1811)は、写実的な絵画をよくし、菅茶山・上田秋成などの文人たちとの交友も知られる。 本図はかなりの大画面ながら他の作品とは異なり、背景は略筆でおおまかに描き、水辺に遊ぶ三尾の鴨を細やかに描写することにより、鴨の存在感を強めている。呉春の特徴がよく現れた作品といえよう。
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