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裾の広がったマーメイド・ライン。きらびやかに刺繍を施し、長くトレーンを引きながらも、透けるような地布の風合いによって軽やかさが表現される。常に優雅で装飾的なエレガンスを求めたランヴァンの力量を示す一品である。1929年、世界恐慌による暗い世相が社会を覆ったが、1930年代にはそれを忘れるように豪華なロング・ドレスが復活。女性特有の曲線的な身体線もファッションに戻ってきた。自身のアトリエを構えて既に半世紀近く経過していたランヴァンはパリの大メゾンとして揺るぎない地位を確立していた。
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