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イヴニング・ドレス

ジャンヌ・ランバン1920年代前半

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

ジャンヌ・ランヴァンが好んで用いた「ローブ・ド・スティル」と呼ばれるドレスの典型。1920年代の異国趣味とアール・デコの色彩感覚を見事に凝縮している。
大きく広がる黒のスカートにアズテック(アステカ)美術に見られるような円形模様が銀色で浮かび上がる。メキシコやエジプトといった古代文明からのモチーフの流行は、ツタンカーメンの墳墓発掘(22年)など、考古学上の発見に沸いた当時の熱狂ぶりを物語っている。1910-20年代、シャネルらが急進的な衣服革新の動きを先導する中、ランヴァンは優雅で上品な「ローブ・ド・スティル」を作り続けた。両脇が膨らんだスカートとレースや刺繍を多用した豪華な装飾を特徴とする優美さ溢れる一連のドレスは、新時代のモダンでボーイッシュなファッションに馴染めなかった伝統美を重んじる顧客たちの支持を得た。

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  • タイトル: イヴニング・ドレス
  • 作成者: ジャンヌ・ランヴァン
  • ファッション ハウス: 無し
  • Label: 無し
  • メーカー: ランヴァン
  • 作成日: 1920年代前半
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵
  • 媒体/技法: 黒の絹タフタ、レース、シフォンによるワンピース・ドレス。シルバーのビーズ、ラインストーン、エメラルド・グリーンのラインストーンによる刺繍。スカート部は8枚接ぎで、それぞれのパーツにアズテック風幾何学模様の刺繍。
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