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広口で、胴が張り出し、短い注口が付いた水注。この形の水注は、典型的な唐三彩より時代の下った時期、8世紀後半の作と考えられる。しかし素地、釉は唐三彩と同じであり、生産地も河南省鞏義窯と考えられる。唐三彩は8世紀前半でその生産を終えるが、その後実用器としての三彩の製作がおこなわれたとされている。この水注が明器なのか、実用の器なのかは検討の余地がある。
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