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10本の縦筋をいれた瓜形の胴部には、細長い注口と、平紐状の把手が付く。紐などを結んで使用するために蓋と把手には環が付いている。良質の胎土の上には、底周辺まで、やや青みがかった透明釉が施されている。この青みがかった白磁は、青白磁とも呼ばれるもので、宋時代~元時代にかけて、後に青花磁器の生産で知られる景徳鎮窯を中心とする地域で盛んに作られた。蓋の摘みは後補。底裏には、4箇所に大きな目跡が残されている。
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