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駱駝をかたどった動物や、壁画に駱駝が描かれるのは北朝時代以降である。それは鮮卑族が北朝に加わるようになったことと無関係ではない。山西省太原の楼叡墓(570年)の壁画には駱駝の群像が描かれている。この髭を蓄えた男は胡人。胡人とはソグド人で、中央アジアに源をもつ商業民族である。駱駝を運送手段に、西方の珍宝を運んだのである。この胡人も駱駝を引く御者である。身には皮のコートを羽織っている。
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