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俑は人の形を写したもので、土や、木、金属を使った例がある。華南では木俑が多く、長沙馬王堆漢墓では着物を着せた木俑が数百体出土している。この俑は型作りで、着物には赤、白、黒の絵具で彩色している。秦始皇帝兵馬俑坑では等身大の俑が6000体余り出土しているが、漢時代になると俑は人形ぐらいのサイズになる。この俑は女性と思われるがはっきりしない。しかしその着衣は華北特有の袍(わたいれ)であり、河南省あたりの前漢墓で出土したと考えられる。
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