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扁平な胴部がわずかに膨らむ、大型の扁壺。頸部は内傾気味に立ち上がり、高台は楕円形。扁壺は、イスラム圏の金属器に範をとった、同地の需要によるもので、1405年に始まる鄭和の南海大遠征に伴って生産が開始されたものであろう。この作品は、頸部に唐草文が配され、胴部に菊などの四季の草花の花卉唐草文が描かれている。口縁部から頸部中程は後補。
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