中国三国時代、蜀漢の英雄・関羽雲長。
張飛と共に劉備の義弟で、青龍偃月刀を手に、名馬赤兎馬にまたがり、人並み外れた武勇を誇って戦い続けた。長く美しい髭をたくわえて、“美髭公”の異名をもつ。
“五漢に六将を斬る”決死の千里行を敢行するなど、智勇兼備の猛将と恐れられる一方で、恩と義に生きる人柄は、敵将・曹操からも敬愛された。
魏と呉に挟撃されて敗死するが、義理人情を終生大事にしたことから、信用第一の商売の守護神として崇められた。後世、各地の“関帝廟”に武神・商神として祀られ、今なお多くの人々の信仰を集めている。