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和算家関孝和(1640ごろ~1708)が生前に刊行した唯一の著作。内容は、沢口一之著『古今算法記』(1671〔寛文11〕年)が提出した問題15問に回答を与えたもの。『塵劫記』以来約半世紀を経た後の和算は、そろばんだけで処理できる初等算術の域をはるかに超えた問題を扱うまでになっていた。現在ならば代数学を用いて処理する問題に対して、関は中国伝来の算法「天元術」をさらに発展させた「伏題」を編み出し、解決に導いた。本書はその技法の初出である。
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