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64歳の夏の作。水仙の花びらは、青緑色で淡く彩り、みずみずしさを表している。文人画では、漢字の音通などを用いて寓意を示す「謎語画題」が好まれた。南天と水仙は、天仙(天上の仙人)を象徴する。さらに水仙は、その花の形にちなみ、「金盞銀台」(盞は、さかずきの意味)の異名を持つ。本作には、海屋自作の七言絶句が賛として記されるが、結句の「金杯只合勧詩家(金杯は、詩人に酒を勧めるのにふさわしい)」等、これらの寓意を踏まえているのであろう。
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