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桃山‐江戸時代 16~17世紀徳川家康所用 東照宮御譲道具桐製黒漆の大きな水牛の角を象った脇立てが兜の両側に高く突き出し、胴・小手・草摺など総体に熊の毛皮を貼り付け、黒糸で威した具足である。全身真黒の中に、真紅の面頬がいかにも鮮やかである。 奇抜な意匠は、当世具足の特徴をよく示している。尾張徳川家の蔵帳「寛政三年東照宮御譲道具帳」に「東照宮(家康)御召」とあり、名古屋城小天守内に特別の場所を設けて安置していた。
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