「魏志倭人伝」によると、倭国大乱の後皆既日食を原因とし、卑弥呼は邪馬台国の女王となった。
鬼道(神がかり的行為)を使い、「神」と話が出来ると崇められていた。
また、自身を「太陽の化身」と称して、人望を集め民衆を統率した。
鏡を好み、景初3年(239年)洛陽に使者を送った際、百枚の三角縁神獣鏡を下賜されたのである。
すなわち太陽の光を反射し人々を驚かせたのが鏡である。
卑弥呼が女王になってから、その姿を見たものは少なく卑弥呼が神のお告げを聞き、それを弟が人々へ伝えていたと言う。
また、卑弥呼のそばには「難升米」と呼ばれる男性が卑弥呼を助けていた。
邪馬台国は女王卑弥呼のもと、古代大和を征服していった。
女王卑弥呼は狗奴国の男王卑弥弓呼と素より和せず、243年「狗奴国」との戦いが始まった。
卑弥呼は247年、魏に載斯鳥越を派遣し、その戦況を報告せしめている。
魏は卑弥呼の要請にこたえ国境警備官の張政を介して詔書・黄幢(旗)を倭国にもたらしたという。