県指定保護文化財(6棟一括指定のうち1棟)。
嘉祥2年(849)慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)により三尊佛を安置され、三徳山三佛寺と号すようになったと伝う。
正面3間、側面4間の宝形造の仏堂で、正面の向拝は唐破風造、こけら葺。墨書等から天保10年(1839)の再建であることが明らかとなっている。江戸時代には鳥取藩主池田公の祈祷場所でもあった。
本尊に「阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来」の三尊を祀っている。投入堂までの行者道の起点にあたる。本堂内には、山上の三所権現を御祀りし三徳山御幸行列に使用される「御神輿」も納められている。