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中国の古銅器「奩(れん)」を模した形で、胴には占いの算木を組み合わせた八つの形象である「八卦」がデザインされている。1323年頃に中国寧波を出発し博多に向かう途中、韓国の新安沖で沈没した貿易船から類品が発見されており、その製作年代や日本への輸入時期が推測できる。また、鎌倉市の材木座付近で発掘された火葬骨蔵器としての使用例が確認されている。「碪青磁 香爐」と金字で記された黒漆塗の箱に納まる。
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