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立花家の「道具帳資料」によれば、「大量公御還暦旧御領内有志ヨリ進上」とあり、大正6年(1917)の立花家14代寛治の還暦祝いとして、贈呈されたものである。いかにも還暦祝にふさわしい吉祥画ながら、左右の山水は、風景画を得意とした玉堂ならではの幽玄な趣に満ちている。
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