古事記によれば日本は高天原を統治する「伊耶那岐」「伊耶那美」の二神から創生され「大八州(おおやしま)」と呼ばれた。
その左眼から「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」そして鼻からは「素戔鳴尊(すさのをのみこと)」が生まれたという。
素戔鳴は生来の暴れ者で姉の天照を度々困らせ、ついに天照は天の岩屋戸に隠れてしまい日本は真暗闇になってしまった。
やがて素戔鳴は高天原を追われ地上に降り、出雲の地で「八岐の大蛇(やまたのおろち)」を退治したという。(ねぶたの場面)
その尾から出た「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」は後に「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が草を薙ぎって火難を逃れたことから「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」と呼ばれ天皇の三種の神器の一つとなった。
今、この暗い世相を薙ぎ払い、岩戸景気の復活を共に願いたいものである。