NYを拠点に活動する現代美術家。NYで活動する美術家の両親のもと、1972年に香川県高松市に生まれる。生後3ヶ月でニューヨークへ移住。1998年クイーンズカレッジで修士号を取得。NYと東京を中心に数多くの展覧会を重ねる。
依田洋一朗は、画家自身の生活の舞台であるマンハッタンの風景や映画をモチーフに絵画を制作している。これらの情景には、見慣れた風景が失われていくこと対する画家の複雑な感情が込められている。本作は作品タイトルにもあるように、映画「華麗なるギャッツビー」(1974年)の作品世界が主題になっている。画家の友人たちも登場するこの作品には、映画とは異なる独自の物語が描かれている。