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マグダラのマリア

ヴェナンツォ・クロチェッティ1973/1976

埼玉県立近代美術館

埼玉県立近代美術館
さいたま市浦和区, 日本

ジュリアノーヴァの工業学校に入学の後、美術品修復所へ通う。1938年ヴェネツィア・ビエンナーレでイタリア彫刻大賞を受賞。バティカンのサン・ピエトロ教会の門扉を制作。動物彫刻を手がけた後、人と馬を組み合わせた華麗でダイナミックな具象彫刻などを手がけた。

「マグダラのマリア」は、キリスト教美術のなかで懺悔(ざんげ)の図像としてしばしば用いられてきました。懺悔するマグダラのマリアは、顔をおおい、髪を振り乱し激しく慟哭しています。吹きすさぶ風に着衣が大きく体にまといつき、布のしわが強く刻まれていますが、両足はしっかりと大地を踏みしめていて、信仰の深さを示しているようです。若い頃の修復の経験などから得た確かな技術をもつクロチェッティは、走る馬や、戦士と馬の組合せによる躍動感あふれる作品を得意としていました。このような特質は、この作品の動きにみちた表現にもよくあらわれています。

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