1976年公開のロリウッド映画のポスター。
映画は、パキスタンにおいて最大の娯楽であり、その映画文化・産業全体が中心地であるラホールにちなみロリウッドと称される。独立後まもない1947年に初の映画が作られて以降、最盛期には年間100本以上の作品が制作された。現代、外国のDVD映画の流通によって、パキスタン国内での映画産業は年々縮小しているものの、重要な娯楽であることはかわらず、その広報手段であるポスターは職人による手描きの図様を印刷したものから、近年は写真へと変化しているものの、それぞれに魅力的な画面を作りだしている。