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川合玉堂と岐阜尋常高等小学校(現在の岐阜市立岐阜小学校)で同級生だった杉山半次郎の旧蔵品で、玉堂17歳の作。この前年、本格的に絵の修業をするため、京都に移住し、四条派の幸野楳嶺に入門していた。松の幹には四条派が得意としていた没骨技法の付立が用いられ、鋭い葉は線で表されている。力強い描きぶりである。若き玉堂が果敢に金屏風の大作に挑んでいるところに、画家としての野心と自負心がうかがえる。
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