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喜多元規画・隠元隆琦賛 密雲円悟頂相

喜多元規, 隠元 隆琦

駒澤大学禅文化歴史博物館

駒澤大学禅文化歴史博物館
世田谷区, 日本

画家の喜多元規が描き、隠元隆琦(1592~1673)が賛を加えた頂相。像主の密雲円悟(1566~1642)は、費隠通容の師に当たる。隠元は密雲の孫弟子となり、隠元自身も密雲に学んでいる。棒喝による厳しい接化で、その宗風を慕う者は多かったという。
本頂相を描いた喜多元規は黄檗肖像画の第一人者として高く評価され、隠元・木庵・即非等をはじめとする黄檗の歴代祖師たちの頂相を数多く描いた。生没年・経歴ともに不詳な点が多いが、黄檗肖像画家・喜多道矩(?~1663)の子あるいは弟子とされ、道矩が没した寛文3(1663)年から宝永6(1709)年までの間に作品が見られる。本頂相は比較的早期の作品と考えられ、鮮やかな彩色、洋風画的な陰影法を用いた立体的表現など、黄檗肖像画を象徴する作品といえる。
隠元の賛は密雲の徳を讃えたもので、「七々」は密雲の世寿77歳を表し、厳しい棒喝を受けた隠元ら12人の弟子によって仏法が海を越えて広まったことをたとえている。

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  • タイトル: 喜多元規画・隠元隆琦賛 密雲円悟頂相
  • 作成者: 喜多元規隠元隆琦
  • 実際のサイズ: 総丈H207.0×W74.5本紙H118.8×W50.8
  • 媒体/技法: 絹本着色
駒澤大学禅文化歴史博物館

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