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正面を向いた雄鶏が片脚で立ち、上からしなやかな柳の枝葉が垂れ下がっています。雄鶏は墨線で輪郭を引いた鶏冠と頭部を中心に、頸の羽を広げています。その真上に積み重なるように墨色を変化させ、長さや模様の違う羽を表現し、一番上に濃い墨で長くて柔らかい尾羽がみえます。この図には光を発する月は描かれていませんが、薄い墨がぬられた背景と墨色を変化させた柳によって、葉のあいだから漏れる月光を表現しています。
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