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福岡市市制50周年記念特製衝立

小島与一、福岡日日新聞社1938

福岡市博物館

福岡市博物館
福岡市, 日本

福岡市は明治22(1889)年4月1日に誕生し、昭和13(1938)年5月、「市制発布50周年式典」が行われた。この図版は、昭和13(1938)年に市制施行50年を記念して開催された展覧会に、福岡日日新聞社(西日本新聞社の前身の一つ)から出品され、福岡市に寄贈された衝立(ついたて)である。表は、太閤町割り(たいこうまちわり)の図で、博多人形師の小鳥與一(こじまよいち)氏の作である。第二次世界大戦後の復興と並んで、福岡・博多の人々の記憶に刻み込まれている博多復興事業が、天正15(1587)年の豊臣秀吉による「太閤町割り」である。
衝立の裏は、未来の福岡を描いたものである。昭和13(1938)年時点での50年後を想定した「未来
之大福岡之図」に描かれているのは、現在、九州一の,繁華街である天神ではなく、どうやら博多部のようである。市街地をはしる道路は広く、並び立つビルは、どれも中庭が吹き抜けになっている。港には、大型の船舶が出入りし、ヘリポート型の飛行機の離着陸施設がある。当時の福岡が夢みた「明るい未来」がここにはある。
参考文献:『福岡市博物館名品図録』

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  • タイトル: 福岡市市制50周年記念特製衝立
  • 作成者: 小島与一、福岡日日新聞社
  • 日付: 1938
  • 実際のサイズ: w216 x h171.5 x d96.5 cm
  • タイプ: 衝立
  • 外部リンク: http://museum.city.fukuoka.jp/
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