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国民学校(小学校)6年生だった満田二朗(じろう)君(当時12歳)は、登校途中に被爆しました。大やけどで、顔ははれ上がり、体の皮ふが垂れ下がった状態で、身に着けているのは、この半ズボンだけでした。泣きながら家に帰り着くと、母の勝子(かつこ)さん(当時38歳)が血だらけで玄関に倒れていました。「ぼくはどうなってもいいからお母ちゃんを助けて」。二朗君は、近所に助けを求め、自分は家の2階の火事を、必死で消し止めました。その後8月11日朝、二朗君は苦しみながら、亡くなりました。
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