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町指定有形文化財。本来神道では、偶像を祀る習慣はなかったが、神仏習合の思想の中で仏像造像の影響を受けて造られ始めた。唐服を着て冠をいただき、両手を組んで座す。像高は22.5cm、彫眼の一木造で、口の周辺・首下・両手上のくぼみに薄く白下地を残す。大半は素地を見せ、顔面の細部を刻みだしているほかは、適度な簡素化と的確な刀法によっており、かなり優れた坐像である。平安時代後期の作とされる。
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