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珠洲焼 《西方寺1号窯跡》

立命館大学アート・リサーチセンター

立命館大学アート・リサーチセンター
京都市, 日本

珠洲市宝立町柏原に残る西方寺1号窯跡(国史跡)は、中世の窯で天井が残る唯一の例です。しかし、この窯は地中を掘り抜いた地下式の窯であり、地上式が一般的な珠洲窯においては、特殊な例となります。おそらく地上式では窯の大型化に限界を感じた陶工たちが、地下に大窯を掘ることで、大量生産を実現しようと試みたのでしょう。しかし立地が悪く水が湧くこの窯では、十分な温度が得られなかったようで、早々に焼成を断念したようです。残っていたすり鉢の形式から、おそらくこの窯が珠洲焼最後の窯とみられます。こうしておよそ400年に渡った珠洲焼の火は、一旦消えることとなりました。

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  • タイトル: 珠洲焼 《西方寺1号窯跡》
  • 出典: 珠洲焼資料館
  • 権利: © 珠洲焼資料館
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