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14世紀の日本国内での動乱を記した物語『太平記』を描いた絵巻。12巻で1組のうちの7番目で、『太平記』の巻18から22に当たる。鎌倉幕府を倒した後、足利尊氏(あしかがたかうじ)と対立した新田義貞(にったよしさだ)や後醍醐天皇(ごだいごてんのう)が亡くなる場面などがある。この場面は、後醍醐天皇方の北畠顕家(きたばたけあきいえ)軍が、足利の軍勢と激しく戦う場面が描かれている。「太平記絵巻」の中で最も躍動的な戦闘シーンである。17世紀前半の作品。埼玉県指定文化財。
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