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初代陶作によって宇治の朝日山の麓に陶器の窯が築かれたのは慶長年間(1596~1615)であるとされています。山の名をとり朝日焼と名付けられたこの窯は、茶碗や水指など茶の湯の道具を生産し、全国の大名・公家・茶人に愛用されました。そして、茶人としても知られる大名小堀遠州(1579~1647)が指導し、遠州筆の「朝日」の二字を使うことを許されました。このため朝日焼は、遠州が好んだ「遠州七窯」のひとつに数えられ、その名を知られるようになったのです。
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