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19世紀に入ると、イギリスやフランスなどの西欧列強が日本に来航するようになります。こうした外圧への危機感から、薩摩藩主島津斉彬(在籍1851-58)は、全国に先駆けて西欧の先進技術を取り入れた近代化「集成館事業」を推し進めました。海外との交易の時代がやってくることを予測していた斉彬は、薩摩焼を貿易品に育てるため、色絵の具の改良に取り組みました。それまで輸入に頼っていた原料(洋絵の具)の国産に成功したほか、金・銀・紫の製法を改良し、色彩は格段に鮮明になったと言われます。
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