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切支丹波天連渡来之図

竹久夢二1914

福田美術館

福田美術館
京都, 日本

明治末から大正にかけて、日本では南蛮趣味が流行しました。本作も、異国情趣への憧れから制作されたものです。長崎を思わせる、船を行き交う港町で、はるか異国から渡来した宣教師と、苦界に生きる遊女が並んで腰掛けています。着物の鹿の子絞りの合間に「夜の」「夢」「はか」「手枕」の文字が見えており、小倉百人一首に所収の和歌「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそ惜しけれ」を散らし書きで表していることが分かります。春の夜のはかない夢の出来事のように、あなたの手枕を借りてしまったら、ありもしない恋の浮き名が流れるでしょう。それが残念なのです、という意味で、和歌の選択が意味深です。

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  • タイトル: 切支丹波天連渡来之図
  • 作成者: 竹久夢二
  • 作成日: 1914
  • 作成場所: Japan
  • 実際のサイズ: 縦 111.80, 横 38.80 cm
  • タイプ: 軸装
  • 出典: Fukuda Art Museum, Arashiyama, Kyoto, Japan
  • 媒体/技法: 絹本着色
  • アートのジャンル: 日本画
  • アートの形態: 絵画
  • 支持体: 絹本
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