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芙蓉峰は富士山の雅称。霊峰の威容を詠んだ漢詩に続いて、「歳壬寅夏六月左海遊中」とあり、海屋が65歳の時に堺を訪れたことがわかる。さらに、本作は、花岡家の人のために制作されたものであることが記されているが、花岡家についての詳細は不明である。即興的な制作であったのか、筆数は少なく、筆のタッチを生かして富士山を描く。すそ野に雲をまとわせ、山頂を鋭角的に描くことにより、その雄大さが強調されている。
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