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速水御舟は、原三溪が支援した作家の一人で、三溪が仲人をした。昭和10年(1935)に早世してしまうが、その画風はめまぐるしく変化し、最終的には繊細な細密描写へと移行していった。本図は、まだ先輩である今村紫紅の影響を脱しきれていない画風も残りつつ、萌えるような木々や草むらの表現に、後年の細密描写がほのかに見えている。御舟の「青の時代」と言われる頃の豊かな作品。
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